のれんのスリット
通常、お店の看板替わりとして利用されているのれんは、ネット通販などでも安い価格でよく販売されておりますが、それらは基本的に縦にいくつかスリットが入っています。それは単純な話、店の出入りの際に邪魔にならないためでもありますが、それとはまた違った、昔ながらの伝統的な意味がございます。そこでここでは、その意味をご紹介してみたいと思いますので、お時間がある時にでもごゆっくりご覧頂ければ幸いです。
暖簾の巾数
暖簾の巾数とは、一枚の布に入れられた切れ込みの数ではなく、それによってできるブロックの数のことを言います。
例えば、贈答用などとしてオリジナルでもよく激安オーダー製作される一般的な楽屋のれんなどの縦長のタイプでは、切れ込みが中央にひとつ入り、布が二枚に割れていますが、これは二枚巾ということになります。
縁起を担いで
特に飲食店などの看板としてオリジナルデザインを印刷し、作成されるのれんは昔から、縁起を担いだ巾数で制作されることが多くありました。
具体的には、3、5、7などの奇数は割り切れないことから縁が切れないという意味にも繋がり、縁起が良いとされてきました。また、末広がりの8も偶数ではありますが、縁起が良い数として、やや横に長めののれんの巾数になっていたようです。
逆に縁起が良くないとして避けられる暖簾の巾数は4と9です。4は死を、9は苦などを連想させるためだと言われています。
巾数もオリジナルで
しかしそんな縁起担ぎとは関係なく、オリジナルデザインやサイズと同様、当店ではのれんの巾数もお客様のオーダー通りに格安価格で仕上げることが可能です。
オリジナルデザインに合わせても良いですし、またお店の雰囲気などに合わせても構いませんので、お気軽にお申し付け下さればと思います。
また、ご自由で作成されるデザインなどに不安をお持ちの場合には、遠慮なくご相談下さい。手書きのデザインがあれば、当店のデザイナーがデザインを仕上げるサービスも格安価格で行っておりますし、アドバイスなんかも親切丁寧にさせて頂くことも可能です。