地域による本染の違い
関西と関東では、うどんやそばの汁の色が違うのは有名な話です。これは某有名カップそばやうどんの味が違うと言う対応をさせるほど、非常に大切な事の様です。どちらも店舗であれば、のれんを活用するお店ではありますが、面白い物です。
またうなぎにしても、背開きと腹開きの違いと言う物が関東と関西ではあります。こちらも暖簾を掛けられるお店です。
こうした、のれんと深く関わりがある店舗において、関東と関西では味や捌き方が違う事を考えますと、店先に掛けられている布一垂れの仕様に違いがある事など、至極、当然の事だと言えるのかもしれません。
東西による暖簾の違い
関東と関西とで大きく違うのれんの仕様として、棒を通す部分が変わります。どちらが通常とするか難しい所ですが、関東であれば共チチと呼ばれる、縫い付けられた布製の輪が大きさに応じて等間隔で付きます。
一方、関西では、これが共チチを使用せずに棒袋と言う加工を行いまして、暖簾生地の上部に直接、棒を通せる様に縫製を施しまして、設置出来る様にします。これは棒袋と呼ばれる物で、関西の物はこのタイプになります。
しかし、それは伝統的な考え方であり、現代では、お好みの仕様で製作を行って頂きたいと思います。なお、共チチにするのか、棒袋にするのかは、強度やデザイン性などそういった面で、適した方をご選択頂ければと思います。
実際に街で見るのれん
実際に、街中にある暖簾を見てみると、関西発祥のお店は関東では、どういった物を使用しているのか、逆に関西では、関東から出店してきたお店は、どの様な仕様なのか、見てまわると面白い発見があるかもしれません。チェーン店らしく、既存の物を使用しているのかとか、ここは特注オーダーで別途制作しているのかとか。
お店によっては、東西でプリント印刷や染色されるデザインが丸ごと違うのれんを使用している所もあるかもしれません。
非常に些細な事ですが、ちょっとした事を楽しむ事が暖簾でも出来ます。
こだわったオリジナルのれん製作
当店は通販と言う形態で店舗運営を行っております専門店になります。だからこそ、高品質な特注オーダーのれんが激安価格で制作販売する事が可能となっております。これからお客様だけのオリジナル品を格安作成される際は、土地柄はもちろん、強度やデザインなどにもこだわったお品を当店にてお作り頂きたいと思います。